About
 都内私立大学法学部卒。
 法律を学び、法律を遵守して生きるマニュアル人間――だった。
 元は正義のために悪を敷くことを最優先にしていたが、いつからか法律よりも自身の感覚を信じるようになる。

 人は悪を己の内に孕ませ生きている。
 正道から外れた者は改心する余地のない落伍者であり屠るべき塵芥。それらは人間ではない。
 いずれこの世に蔓延るそれらを一掃したいと考えたこともあるが、刑事の仕事に忙殺されその先を考えるまでには至らない。

 同じ人間とは到底思えない外道を見た。畜生を見た。
 同じ人間として守るべき道理とはかけ離れた凄惨な光景に、純粋に正義を遂行する刑事としての心は歪んでいった。

「貴様は社会のゴミだ。ゴミをこの社会から放逐するのは当然だろう? まだ掃き溜めで生きられることを感謝しろ。一度地に堕ちたなら同じクズが集う場所で深淵を覗いてくるがいい。それが貴様の選んだ道だ」

 逮捕する前に、銃を犯人に突き付けながらそう言っていたのを同僚が聴いていた。
 彼の目はひどく冷たく、見ているこちらまで悪寒が走りました、と語り、その新任刑事は警視庁を去った。

Profile
性別    男性
職業    警視庁捜査一課
身長    180cm
体重    72kg
血液型   B型
年齢    29歳
誕生日   6月6日
好きなこと 刑事としての職務
嫌いなこと 悪
性格/特徴    性悪説 属性:混沌/善

Illustrater

Scenario
2023.07.18  『悪華の観戦』

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